アフターコロナで勢いを取り戻す飲食業界。課題解決のため知恵を絞ります。
24日から2日間、大阪で全国の飲食業者が参加する展示会が開かれています。
【記者】
「見てくださいこのニンジン、わたしの顔よりも大きいですよ」
このニンジン、規格外のサイズのため流通しなかったものです。福井県のある会社では形がいびつだったり、小さすぎたりと、市場に出荷できない野菜を全国から集め、安く消費者に提供しています。
【エクネス平井社長】
「統計上は523万トンくらい年間で食品ロスで捨てられている。今まで農家はお金を払って燃やしていたが、農家からするとお金をもらって商品を生かせる」
年内の売り上げの1%を能登半島の被害地に寄付するとのことです。
【平井社長】
「困っている人のところに少しでも早く届けばいいなとの思いで」
一方こちら、山崎製パンは被災地に毎日パンを届けています。パンを焼く機械は省スペースで短時間で誰でも簡単に製造できるとのこと。
【タニコー後藤課長】
「異業種からの参入も多い、絶好調で製造が追いつかない状態で(機械を)販売している。」
【記者】「こちら自動で麺をゆであがる機械です」
飲食店の課題の一つが人材不足。機械の導入で解消しようという動きも広がっています。
【富士工業所渡邉社長】
「このくらいの厨房だと4人必要にになるが将来めざすのは1人。人がどんどんいなくなる時代に自動・省人化の機械を入れて、作業の標準化、即戦力にできる」
飲食業界は人手不足や原材料の高騰、コロナ禍の融資の返済など厳しい状況もある中、明るい話題が2024年の万博です。
【大阪外食産業協会中井会長】
「昨年から一気に外食に客が戻ってきたので、ホップステップジャンプで言えばことしはステップの年、三段跳びはステップが重要。飛びすぎてもダメだし、小さすぎると来年大きくジャンプできないので、バランスを考えて来年大きくジャンプできるように頑張りたい」
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